「国語力がない」
っていうのは よく聞く表現だよね。
「算数力がない」
っていうのは あまり聞かないね。
国語も得意になるには いくつもの能力が必要になるんじゃないかな。
テストを待ってるあいだに
ちょっと書いてみよう。
代表的なのは
① 言葉のストック・・・どのくらい言葉を知ってるか、鮮明に知ってるか
本を読んだり、家庭で積み重ねる会話だったりで積み重ねられる能力であるのと同時に
どれだけ 知らない言葉を知る好奇心を損なわずに生きてきたかが重要にもなる。
言葉へのアンテナは 人によって ほんとうにほんとうにマチマチ。
大雑把な意味でいいとしていると...
すずのきで一番国語の意味調べをしてる中高生は
高2のトップ。
理系だ。
② 想像する・・・どのくらい鮮明に脳内でイメージできるか
みんな経験があると思うんだけど
長い文章を読み始める頃って
眼が滑るんだよね。
字面が入ってこない。
算数の文章題でもそうだけど、細かく区切って自分なりのイメージをつくっていくことが 大切。
算数や 高校数学では よく図に書くよね。
そして イメージ力は動画ばかりみていては養えない力でもある。
絵本の読み聞かせや 積み木がよい とされているのは、この想像する力を養うのに最適なんだと個人的には思ってる。
体験することも そう。 『魚釣り』を話しで聞いて知ってるのと、体験で知ってるのでは 鮮明さがちがう。
たくさん体験をしたことがあったり、体験したことがなくても何度もイメージしたことがあったりするのは
文章を読むスピードも深さも変わってくるだろう
眼がすべりにくくなる。
③ 主題をつかまえる・・・言いたいことは何なのかを意識して読み取れるかどうか
文が伝えたいことを読み取れる人もいれば 読み取れない人もいる。
どんな文章でも どう受け取ろうが
受け手の自由だとは思うだけど、
学習となった場合は読み取れている内容によって点数がつくよね
伝えたいことを探しながら読めているか
人の話しに耳を傾けられるかどうかに近いんじゃないかな
能動的に聞かないと、能動的に読む経験をつまないと
なかなかね厳しい。
わかりやすく かみ砕いて はなしてくれる人が
いつもそばにいてくれるならいいのかもしれないけど
強烈なコネがない限り
「わたしにわかるように話しなさいよ」
という若手にめぐってくる仕事やチャンスは
誰にでもめぐってくるチャンスだったりするんじゃないかな。
要約が 国語にいい っていうのは
この 『主題をつかまえる力』にいいんだよね。
④ 思考し続ける・・・一瞬でわかる文ならそもそも題材にしない
考えることが 国語。
ひらがなを読むだけなら、小1でもできる。
考えること
接続詞や比喩表現、対比で組み立てられている 文を読み解いて
知識や興味,価値観などの世界をひろげていくことが
国語の大きな役割だと捉えてる。
文を読みながら 文字を読み飛ばさず注意深く思考を続けるスタミナも国語には大切な力だろうね。
他にも 先読みする力 や 表現する力 なんて重要項目もあると思うんだけど
理科テストの質問が立て込んできたから
また今度書こう!