アメリカも また もがいている。
「非合法に拘束された自由黒人の救済のための協会」が1775年4月14日にフィラデルフィアで結成されたのが、アメリカで初めての奴隷制度廃止運動団体である。
明治維新より さらに以前の時代から続く
抑圧・差別からの開放を目指している歴史がある。
1963年8月28日
キング牧師によるスピーチから
絶望の谷間でもがくことをやめよう。友よ、今日私は皆さんに言っておきたい。われわれは今日も明日も困難に直面するが、それでも私には夢がある。それは、アメリカの夢に深く根ざした夢である。
私には夢がある。
それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である。
私には夢がある。
それは、いつの日か、ジョージア州の赤土の丘で、かつての奴隷の息子たちとかつての奴隷所有者の息子たちが、兄弟として同じテーブルにつくという夢である。
私には夢がある。
それは、いつの日か、不正と抑圧の炎熱で焼けつかんばかりのミシシッピ州でさえ、自由と正義のオアシスに変身するという夢である。
私には夢がある。
それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。
今日、私には夢がある。
スピーチの映像 12分前後が『I have a dream.』のあたり
スピーチの最後はこう締めくくられている。
自由の鐘を鳴り響かせよう。
これが実現する時、そして自由の鐘を鳴り響かせる時、すべての村やすべての集落、あらゆる州とあらゆる町から自由の鐘を 鳴り響かせる時、われわれは神の子すべてが、黒人も白人も、ユダヤ教徒もユダヤ教徒以外も、プロテスタントもカトリック教徒も、共に手をとり合って、なつ かしい黒人霊歌を歌うことのできる日の到来を早めることができるだろう。
「ついに自由になった!ついに自由になった!全能の神に感謝する。われわれはつい に自由になったのだ!」
学ぼう
今日も多くを学ぼう