単願の人はね
「合格が決まるまで」 なんて
最悪の引っ張り方のひとつと思う。
そのあと 勉強しないことが確定する引っ張り方だとおもう。
だから
単願と思われる人に
ぼくなりの考えを話しておいた。
立場として 伝えたのは
勉強は大切なこと。
高校生にとっての勉強は 進路の鍵を握る上でももちろんのこと
QOLを高める上でも本当に本当に大切なんだ。
個別指導でたくさんの高校生を預かっていて思ったのは
なんで こんなに『がんばりたい』って想いを 行動に変えられないんだろう
ってこと。
結論は そう育ってないから につきるんだけど
それにしても 高校生の生活にとって クラスで何位とか 何の科目は得意とか 『あ-また勉強がんばりきれなかったな』とか
勉強に関する意識 は本当に本当に 明るい生活をおくれるかどうかの鍵を握るとおもってる。
子どもたちにはみえていないだろうけど
階級社会になりつつあるしね。
じゃぁ 4月中旬に高校の学習が本格化するまで
5カ月間
すっごくがんばろう!
と声をかけたかというと
そんなことはない。
『勉強を続ける可能性は2割くらいじゃないかな? すずのきの勉強は学力を上げるためだから』
『ゆるむのはゆるさない かっこいい高校生のためだけのすずのき』
『勉強したほうがいいことのテーマ選定と ゆるんだときに追いかけることはするけど 一日一日 勉強に向きあえるかどうかは知らない』
『一日一日 自分で決めてくんだよ』
と話しておいた。
結局のところ 勉強からそれるタイミングはたくさんあって
高校受験は その最たるものの1つ。
それ自体は
責める気にも ひっくり返す気もない。
そもそもの価値観だから ひっくり返しようもないんだよ。実は。
ゆるーく できる教場なら 不安をあおって 1科目だけ
週に1日だけ みたいなこともいいんだろうけど
ここは すずのきなわけで
学力を1mmづつ上げ続ける空間。
がんばりたかったのにがんばれなかった
犠牲者を生みだすわけにはいかない。
甘い勉強では 高校で浮き上がることは
100%むり。
すぐに沈む。
受験まで関わっておいて そんな犠牲者をみたくない。
勉強するならする
勉強しないならしない
その中間なんて存在しない
あるとして文武両道。
いずれにしろ
勉強し続けるってことは 大がかりで 大変なこと。
高校へのふみ出しで そう決めさせないと
ゆるい気持ちでは 半年もたずに折れてしまう。
高校生に勉強させ続けるっていうのは 幼小中よりも
はるかに難しい事だとおもうよ。
言っても聞かないからね