小学生ではなくて
中学生とか高校生とかの話ね。
そもそも 自我も芽ばえ
とっても むずかしい って前提での話。
むずかしい理由は
それまでの10数年間で 勉強を主体的に取り組むっていう意識が育っていないから。
この場合
『主体的に取り組む』っていうことが何なのかは
『自分で前向きに取り組む』におきかえてほしい。
「やりなさい」と声をかけて育ててきた
とか
は意味がない。
ただ声をかけるだけで人が前向きになることはない。
少なくとも 勉強をし続ける状態になることはない。
前向き っていうのは、勉強が好き って状態ではなくて
勉強してる自分が好き でいいとおもう。
がんばって勉強に取り組んでいる状態。
生まれてきてくれてから中学入学まで
その10数年間で 勉強を前向きに取り組むっていう意識を育ててこないってことは
言われたらやる もしくは 後ろ向き
で勉強に取り組んできたってことだ。
そうなると 勉強をがんばらせるのはとてもむずかしい。
ちょっとずつの成長があるんじゃないかと 集団塾や個別指導塾 または通信教育に取り組むと思うんだけど
実際には
勉強に対して前向きに変わっていく っていうのは かなり確率の低いことだと塾業界ですごしてきてぼくは感じてる。
とはいえ 高校受験はたくさんの子がするから
そこまではいい。
なんちゃってでも おいもさんたちは流れてく。
問題は
高校。
なんちゃってのおいもさんたちが 高校で覚醒することは 本屋さんに並ぶ成功体験の本の中にしかないんじゃないかと思うぐらい レアケースだとおもう。
出口
ここでは高校卒業後の進路として
一旦の出口を考えたときに
ちょっとずつの成長でよし とするのは むしろ罪 成長のチャンスを失うこととぼくは思ってる。
だから 勉強をしない人を預かった場合
ぼくは はたらきかける。
本人に
そして保護者の方に
たくさん来させてください
もっと 鍛えましょう
と。
13:54
いま 2中生が3人到着。
1学期の試験 初日。明日の2日目に向かって 勉強しにきてる。
スマホをいじったり
ひとまず睡眠をとったり
ゲームをしたり
テレビをみたり
そういうことではなく
明日の科目に向かって勉強をしていく。
当たり前 だとぼくはおもう。
あたりまえだから 今日は木曜日でお休みだけど 勉強させたいから教室をあける。
勉強をしない人に 勉強をさせるには
まずは 10数年つちかってきた ご自分の尊いペースをかえる他ない。
そのときに ちょっとずつ変わっていくのを待つ は 多分悪手。
期待以上には変わらないから。高校で通じる前向きさは出てこないよ。
本人がびっくりするくらいのがんばりを引っ張り出してあげて
で
それを当たり前の水準にしてしまう。
それを何度か繰り返していくうちに
気づいたら 自分でチャレンジするようになっていくし
負荷をあげられるようになっていく。
勉強しない人に 勉強する理を尽くしたって意味ないから。
それまでの10数年間で 勉強を主体的に取り組むっていう意識が育っていないんだから、聞く耳がないんだよ。
ぼくが 勉強しない人に あわせることは絶対にない。
いかに 個人個人ちがうことを勉強させてサポートしてる っていっても
勉強しない人のペースにあわせることは絶対にない。
というか 子どもたちのペースにはあわせない。
彼らが伸びるペースを演出する。
そこに送りだし続けられるかどうかは 正直
ご家庭次第。
だから
いま勉強してる2中生のように こうして 当たり前にさっさか来れる子たちをみてると
そう育ててくださったご家庭の方々に頭が下がるおもい。
送りだしてくれるご家庭ありきの すずのきだったりするし
進学実績だったりする。
点にかえたいし
勉強レベルの成長でこたえたいとおもう。
今日もお預かりいたしますずのき