なぜ港区?

 

 

いま 6:30すぎ

 

 

 

ぼくのいまの人生は 学力向上にむきあう日々だから

 

勉強する とか 頭が良くなる ってどういうことなのかとか どういう大人になるべきか 

ってことばっかりを考えてる。

 

 

 

 

 

 

 

今日は 10時からの科学未来館に行くから

 

そのまえに ちょっと台東区によって

 

 

母と朝ごはんでも食べるか 電話してみた。

 

 

 

 

 

 

 

なんと朝から 港区のスポーツセンターにいくらしい。

 

 

 

 

 

足が動かないからスポーツセンターに行く  と言っていたけど

 

まるで意味がわからなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

実は 科学未来館のお隣は 港区なんだけど

 

外出して運動することは よいことだから 余計なことは言わずにおいた。

 

 

 

 

 

 

お正月以来会ってないけど

 

こないだラインで 今年は夜間中学ではたらいてると言っていた。

 

 

 

脳梗塞でたおれて5年

密をさけるために空調のない柔道場で授業をしながら ぶっ倒れたのが5年前の6月。

 

 

 

救急のあと、教頭にぼくが状況説明に行ったとき 下駄箱の日陰にあった温度計がさししめす値は30度をこえていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社会の一員になることはいいことだね。

 

なんだかんだ 教職を手放していない。

 

 

  

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくがどう育ったかというと

 

勉強について そんなに言われたことはない。

 

  

 

 

唯一

読書感想文は引きずられながらやっていたようにおもう。

 

 

 

国語教員の母としては おもうところがあったんだとおもう。

 

 

 

 

 

 

小さいうちに子ども図書館の本は片っ端から読んだと言っていたけど

 

作文はいつも何を書いたらいいかわからなかった。ちっとも楽しくなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノンタンの辞書を読むのが小さいころの娯楽だったからか  そろばんをやってたからか

 

それとも 学童がいやになってタニウチ進学教室に通い始めたからか

 

 

小4の四谷大塚  はじめの方は何とかなっていた。 

 

 

 

 

  

 

  

でも そのときもその後も  勉強について 

読書感想文以外で何か言われたことはないとおもう。学習管理なんて これっぽっちもなかった。

 

 

 

 

 

お弁当は塾にもってってたし

 

なんなら中高6年間もお弁当だったし

 

お茶の水からかえるときの多くは父親と帰っていたようにおもうから

 

親がぼくをほっといてたってわけではないとおもうんだけど

 

親としての管理とか はたらきかけっていうのは、

ぼくとくらべると格段になかったとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

それどころではなかった というのがあたってるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

旅行も お盆の時期と年末年始か 春休みにスキーか

 

そんなもんだったとおもう。

 

  

 

 

そりゃそうだよね。ちがう職場でふたりはたらいて

 

子どもが学校に行ってたら そうそう旅行になんていけるもんでもない。

 

 

 

弟と妹もいるし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は ずいぶん出かけてるみたいだ。

 

 

 

 

それぞれ コンサートに行っただの 旅行に行っただの よく言ってる。

 

 

もしかしたら 子どもが子どもだったときに旅行してる回数より 年よりになってから旅行に行ってる回数のほうが多くなってるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

結構なことだね。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  

育てたように子は育つ なんて言うけど

 

 

父親も母親も ぼくをこんなにわがままに育てる気はなかったとおもう。

 

 

 

 

 

 

彼らから学んでいることが多いのか少ないのかはさておき

 

 

ぼくは人生のどの瞬間にも戻りたいとは思わないくらいには どたばたしながら生きてるし

 

今を充実させているとおもってる。

 

 

 

いつ死んじゃうかわからないから 今できること

今 すずのきの子たちやむすめやむすこにできることを全力で取り組もうとおもってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

台東区と港区って  体感 けっこう離れてるんだよ

 

庶民だから ぼくみたいな車移動じゃなくて 電車か自転車だよ。

さすがに港区まで自転車って暴挙には出ないとおもうんだけど…  電動じゃないし…

 

 

 

 

 

 

よく言ってる みたいな口ぶりだったんだよ

 

 

 

  

 

  

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

父親と母親に負けるわけにはいかないよね

 

 

 

 

すべての部門で圧勝しないとならない

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

今日も水を飲んで 我を張ろうとおもう。