そのためにどうしたらいいのか?
意欲が激薄い人はどうしたらいいのか?
それは 性格にもよるけど
特に 大きくなった男の子の場合
生温かいことを言っていても あまり変わらない
というか 全然かわらずに 集団から引き離されていくばかりだ。
さりとて 確認テストや課題をばんばんいれても
その瞬間だけ覚えて、テストで使えなかったりする。
そもそもが定着の意識が 激薄いから。
勉強を苦手にしている人の多くは
理解に難がある というよりは
理解するためのねばり と 定着させることに難がある。
『わかった!(…なんとなくでも)』
『できた!!(…一回だけ)』
では学力は伸びていかない。
伸びていかなくて 集団からおいてかれると
そもそもの優先順位をかえる。
勉強を 下位にもっていく。
負のスパイラルができあがる。
やれないのに
やればできる 本気出してないだけ
と 錯誤におちいったまま
中高と成長していく。
離れても 上位はさらに加速していくだけなので
追いつくことのできない絶望的な距離だけ抱えて成長していく。
『いまさら…』
そこから動くにはどうしたらいいか?
それを教室でやることが よくある。
ぼくのいまの考えを書いておく。
①まず 錯誤を解く
やればできる ではない
やってもできないことはよくある
できるひとは やっていて
できるまでやっている
②そして それはとてもかっこいいし 当たり前のことではない
勉強をがんばることは すごいこと という価値観
本人の中の優先順位を上げなおす
③ゆるませない
当たり前の基準 がんばりの基準 定着の基準
勉強においての自己肯定感が高く育ってると
ゆるゆるになってる。
それでは点が獲れない
まずは緊張感から集中力をうみだす
自分に甘く成長すると、自分に向き合う勉強はとことん苦しくなる。
向き合ってこなかった分だけ、向き合わないことを選んできた分だけ、拒絶反応が強くなる。
部活で鍛えた粘り強さ とかは
何ら役に立たない。
粘り強さの種類が違う。
サウナに長く入ってられたからって、問題が解けるようにはならない。
④自分で決めさせる
ロードマップを自分で決め、結果を他責にさせない
勉強は改善し続けるものだから、キープすべき結果も改善すべき結果も自分のものにさせる。
点を獲る気の薄い 中学男子は
精神的な成長なくして、学力向上なしだ。
それで点数が獲れるようになって
点数が思うように取れなくて
また工夫したら獲れるようになって
そんなこんなを繰り返していると
いつのまにか勉強に 向き合えるようになっていく。
やる内容を細かく決めて、テストや課題で引っ張って、ほめても
それでは 何にも意欲はかわらず、結果 頭にのこらないのが
点を獲る気の薄い男子の 特徴。
誰かの何かの参考になればいい。
基本的に 子どもには自分で決められる自由裁量をもたせたほうが
伸びやすいと思うよ。
はかどるからね。
絶賛修行中の男子中学生に挟まれた机で
小学5年生の夏期講習内容を考えてたら
ふと 思ったので 書いておいた。
みんな がんばっていて えらいと思う。
方向性はとても大切よね。