『書き出す』『あてはめる』『なんとかする』 からの脱却。

 

 

 

中学受験の算数は

 

とてもむずかしい。

 

 

 

 

そもそも 小学生にはこなしきれないカリキュラムが4科目分ひかえてる中学受験。

 

 

 

 

算数だけにかけていいならいざ知らず

 

理解 で終わらずに 定着 まで持っていくように演習をこなすのは、至難の業 である。

 

 

 

 

 

 

ぼく自身 30年前にそこを通過したときには、一生にわたる思い出として『例題すら理解できない』『何度やっても忘れてしまう』という気持ちを何百回と反復したものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

その思いが下敷きにあって 中学の途中から徐々に学力が上がってったんだけど

 

 

勉強は自分で理解しようとしないと力がつかないし、定着もしないんだな といまだにおもってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学受験の勉強をしていた頃は 算数はよく数をあてはめてた。

 

 

それはそれは

必至であてはめて

何となく答えらしきものにたどり着いて

 

 

 

 

 

たまに あたって

 

 

 

 

そうして しのいでた。

 

 

 

 

いま考えると頭の悪さ爆発。

 

 

 

 

まったくもって 幼かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも あれが ぼくの限界だった。

 

 

 

 

 

 

実力だったんだとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分が不合格だった私立中学に編入で通うことになって高校大学と進むにつれ、あれ??っておもうことが多くて

 

 

この仕事をはじめて  やっぱりそうなんだ  と感じたのは

 

 

不思議なもんで

 

 

親に管理してもらって

定着演習をして処理能力を上げていっても そんなに学力は上がっていかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん 偏差値は上がっていくし、難しい学校にも入っていくんだとおもうんだけど

 

 

おそらくだよ  まったくの私見だから聞き流してほしいんだけど

 

 

難関私立中学の子たち 全員が難しい大学に進まないのは

 

中高と 小学生のときと地続きで鍛えていっても 伸びなやむのは

 

 

 

 

 

 

考える力を育てないと 結局どこかで頭打ち ってことなんだとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

 

考える力 を育てていけば

 

比較したときに おそいスタートであったとしても

 

最高学府までたどり着けることもあるんだと

 

 

今はおもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな ぼくは

 

 

 

むすめに いま 中学受験の勉強をさせている。ぼく自身の経験から、中学受験はしないけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

中学受験の問題を自分で勉強できるようになるものなのか?

 

なるとしたら いったいどういう経路をたどればいいのか?

 

 

 

それを試してる。

 

 

 

 

 

 

 

Q 兄は弟の3倍のカードを持っています。兄は12枚、弟は5枚買ったので、弟のカードは兄のカードの3/7より3枚少なくなりました。

初めに兄はカードを何枚持っていたでしょうか。

 

 

 

 

答え 30だけどね

 

方程式を使わないと 手順がややこしくてこんがらがる

 

 

そして 膨大な時間を使うことになる。

 

 

初めにBが持っていた枚数は?  こっちはできてた。

 

 

 

 

 

 

でも ぼくは教えない。

 

 

むすめには解説も読ませない。

 

 

 

 

 

 

 

例題を読んで 考えなおす

 

 

 

それでいったいどうなるのかをみてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

中学1年生の方程式を学べばできるから、たぶん ここでこんがらがってるより断然はやいし

 

 

ここを方程式を使わないことこそ 中学受験のムダが多いことのひとつだと思ってるんだけど

 

 

 

 

 

 

でも 数量にくるしむ ことも

あとでショートカットの発想を持つには

 

 

それもまた大切なことなので

転げまわったらいいとおもったりもしてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あてはめてない

 

 

 

式をつくろうとしてる。

 

 

 

 

 

 

 

それがとてもうれしかった。

 

 

 

 

 

うれしいし、まわりくどさにも一定意味はあるけど

 

でも代数に関しては、中学受験の勉強は ほどほどで

やっぱり 中学数学にシフトしていくほうがいいとも思った。

 

 

やることを調節しすぎると 再現性がないからこのまま小3いっぱいは 中学受験のテキストを使って勉強するけど、小4は中学数学で鍛えようとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

大学受験が中高のすべてでは決してないけれど、でも すずのきはせっかく年長さんから高3まで勉強してる塾だから 1番ロスの少ない勉強を追求できるといい。

 

 

 

 

6年間の思春期に「大学受験に向かって!!」と叫び続ける中高一貫校には

決して真似のできない勉強を組み立てよう。

 

 

 

 

高校で

大学受験を片手間にできるくらいの余白をつくっておく

 

 

 

 

そこまでやっておけば きっと自分で高大接続的な何か、するんじゃないかな

 

 

 

10年後には答えらしきものが出てるはず。

 

 

どうなってるだろうね。

 

 

  

 

今日もがんばろ