おもいついて英検準2級を受けることにしたむすめ。
夏前 3級に合格した時点で 次も受ける みたいなことを本人は言ってたんだけど、あまりに向き合いたくなくて聞き流してたから
29日前に 受けにいこう とぼくが思いついたときに 本人は別に反対するふうでもなかった。
ぼくは早期英語に反対だった。今でもそうだけど4科目のほうが優先順位が高い。
受けると考えた時点で 英検72日前。
基礎英語で 文法も勉強してるとはいえ、演習を人生でしたことがないむすめ。当然 書き換え問題もやったことがなければ、ライティングも期待できない。
3級をとったときは、1週間前に対策しはじめて
いきなり小文字から書き始めたり、改行するときに単語の途中でぶったぎったり、bとdを間違えたり
あ 落ちたわ
と ぼくは内心思ってた。
例文をひとつだけ覚えさせて、あとはむすめの本番力で乗り切れたものの いまおもうとラッキーだったような気もする。
今回の英検は 勉強開始時点で72日なので
落ちても仕方ないし、何ならそれをてこにして 6月に受かればいいや そしたら半年以上勉強するってことだしなー なんて思って、
英検受検を提案した。
そしたら
「受けるなら 受かりたい」
とかえってきた。
とはいえ、普通に単語練習して 普通に中学文法と仮定法を勉強して 長文 リスニング と段階をふんだら 絶対に間に合わないことは 塾講師としてわかってる。
なので これ
毎日 1冊分 80題きいて
リスニングと単語のストックをすることにした。
で いまのとこ 28日 欠かさずにまわしてる。
ただ ただ聞いてるだけなので、様子をチラッと見る限り 頭には入ってないようにおもう。
というか 関係代名詞てんこもりな文を読めるほどの文法事項も入ってないんじゃないかな。
なんせ80本分の長文を毎日だから、一単語づつはおろか、一文づつ和訳と照らしあわせる余裕はないはず。
なんとなく聞いてるだけ。そんな雰囲気。
外からは脳みそのはたらきはみえない。
すずのきの高校1,2年生たちには 全員この取り組みを話しておいた。
みんな懐疑的だとおもう。
でも だからいい。
これで 小3のむすめが文法学習をすっ飛ばして準二級に受かったら、高校生たちに 同じやり方で単熟語の勉強をすすめる。
超難関大学を目指さない限り 英文解釈は必要ない。高校の英語学習は受験という短期目標でみても身につかないうえに効率が悪いと感じる。
この毎日 長文を大量に聞く というやり方。通学時間という財産がある人にぴったりなんだ。
これで 準2そして 2級に手をかければ
文法学習を飛び越えた 新しい時間の使い方が編み出せる。
そして 耳も鍛えられる。
それも 1日1時間程度の片手間で(むすめの場合3級の単語もわかってないはずだから、日本語も読む時間のある日は2〜3時間くらいかけてる)。
むすめのように英語がちんぷんかんぷんな人だとしても
頭から訳していく能力が磨けるかもしれない。
72日間あると ほんとのことをいえば 準二級のテキスト3冊くらい覚えられる。
そうすれば あたりどころがよければ 合格するとおもう。
ただ せっかく英検を受けて高校英語に踏み込むなら、単語のストックをしないなんてもったいなすぎる。塾講師をやっていて、1番 無駄の多い勉強のひとつとおもう。
ということで いまのところ
効果は表面には出てきていないけど29日目に突入。
なんだかんだ受かるとは思うんだけど、どういうふうに受かるのか
かなり興味深い。
商品開発部長として、12月も高校生指導の実験台になってもらおうとおもう。(すずのきには準一級を受けてる中2もいるんだけど、高校生指導の指針にならない..ぼくがほしいのは小学生から取り組める再現しやすい大学受験方法。小学生が4科メインの生活で2級にたどりつければ、大学受験勉強のほとんどを中学生のときにカバーできて、高校で自由にすごせるはずなんだ。)