いのちより大切なものがある

 

 

 

 

朝いち とみひろ美術館に行ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑は 一点自分で選んでおいで  と言ったら絵葉書以外のところからむすこが持ってきた作品。

 

 

 

 

書いてあることがいい とむすこは言っていたけど

 

ぼくは密かに写真立てつきだったから選んだんじゃないかとおもってる..

 

 

 

 

 

 

 

むすめは↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部活動指導中に延髄を損傷する前の星野とみひろさんは

 

写真が3点あったんだけど

 

 

 

屈強な感じにみえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学時代の棒高跳び 県優勝の写真と

 

 

垂直な壁を登攀してる高校時代の写真

 

 

そして 近所のおじさんとの棒引きの写真

前腕の筋肉びっしりの感じがちょっと異様なくらい強そうだった。

 

 

 

 

 

 

 

なるほど 体育教師だった と聞いて納得な感じがした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日美術館にいく前は 生への執着が作品を生み出してるのかな なんて思ってた。

 

 

 

 

その強い執着を垣間見れたらいいな なんて美術館に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝の草木湖。

 

 

 

 

 

おそらく美術館の方々にまだ訃報は届いてなかったのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

とても楽しく居させていただいた。そんなことないか地元だし..

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展示にはいくつも気になるものがあったんだけど

 

 

 

その中のひとつに

 

 

 

この作品以来 ↓

 

 

 

 

「いのちより大切なものってなんですか?」と質問を受けることがとても多かったらしい。

 

 

 

 

 

 

星野さんは 展示の中で

 

 

口にしてしまったら簡単だけど

それでは何も意味がない。

自分で探しあてることが大切。

なんならそれを死ぬまで自分で探し続けることが大切。

 

 

 

 

というようなことを言っていた。

 

 

 

 

 

 

 

どういうことだろうね? なんてむすめと話しながら

 

他に誰もいない朝の美術館を歩いてきた。

 

 

 

 

 

 

 

帰ってきて訃報に接して、

 

 

 

 

 

 

 

お互いに今日 を積み重ねてきて

 

 

 

 

だからこそ 今日 ぼくらも星野とみひろさんにであえたんだな なんて思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年前にも行ってるんだけどね。

 

 

 

そのときは 目の前の花について気づくこと にぴんと来てなかったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

10年後には また今とはちがう何かを感じているかもしれない。