考えない
って回路を太くすると
考えたくない気持ちを優先できるようになって
考えられない回路が太くなる。
ぼくは 基本的には やり方を細かく指示しない。
内容も 原則的には 懇切丁寧には教えない。
理由は 考える人になってほしいから。
考えて判断してほしいから。
考えられない を強くしたくないから。
だから 子どもたち相手に2択で聞くのは極力避けるし
こう言っとけばいいだろう と模範回答が簡単にわかる聞き方もしない。


むすめの出がけ
先週の土曜日に なんで↑の問題を 勉強してたのか
こんこんと説教した。いや
問い詰めた。
何でかっていうと

前に解いてるから。
そして
間違えたところだけじゃなくて
全問解いて 全問正解だから。
式とか書いてないのは 他の紙に書いてあるんだろうから、それはどうでもいいんだけど
つい最近 できた問題で しかも全問正解できる問題に
わざわざ取り組んでるところに
強い強い危機感を感じた。
本人は これを勉強だと思って解いたんだろうけど
塾の講師から言わせると
これは勉強ではない。
1+1と同じ。時間潰し。
考えない回路を太くする行為で
考えられないようになっていく行動。
それを選んでる時点で どうかしてるんだけどさ
『まともな取組』
にすずのきでは普段からこだわっていて
勉強歴によって まともさ は違うんだけど
その人からして まともに取り組んでいるかどうか って
とってもとっても大切なんだよ。
考えないを優先しないように
すぐに教えたり介助したりしちゃわないでね。
そうすると 延々 1+1をつるんとした顔でやるようになるから。成長したら 変わるかっていうと、考えてる顔と こう言っといたらいいって反応だけ、やたら伸びてくからね。
考える子 工夫する子に育てないとね、勉強させてる意味はあんまり感じないかな ぼくの場合は。
って えらそうに言っても 朝からゲンナリしてる子育ての現状ではあるんだけどね。
考えない人には 徹底して 考えさせないと
2択ばっかりとか
こう応えればいい
みたいな質問を多用しないようにね。
まして 先まわりして結論を話すなんて
絶対だめだよ。
それ 超高級車の後部座席にのせてるようなもんだからね。
むすめみたいに 自分で運転できなくなっちゃうかも よ。
