朝 9:09
夏期講習の開始時刻は 9:30だけど
中高生は 集まりが早いから
その分 多く勉強している。
子どもたちと多く真剣に関わってきておもってるんだけど
言われないとわからない人は 言ってもできない。
保護者の方に たまーに
「この子は言われたことはやると思うんです」
と宿題を希望されたりする。
でも それは 勉強では全然あてはまらない。実際 なんだかんだ理由をつけてやってこなくなるから。
子どもは大抵 やりたいことや やりやすいことしかできない。
本当に学力を上げるような課題を 家で継続的に 真面目に取り組める人は
ぼくが今までお預かりしてきて
1%もいない。
すんごいやりやすいもの
学校の宿題みたいな
そういうものを繰り返したところで
頭は良くならない。
もちろんレベルに応じてだから 学校の宿題にも大きな意味はあるけど
でも
頭がよくなる勉強っていうのは
えてして すっごい頭をつかう勉強だ。
そういうのは みんな おうちではやりたがらない。
というか ほとんどの人ができない。
言われないとわからない人は
言ってもできるようにならない。
勉強ができるように伸ばすなら
高校生になったときまで勉強し続ける設計がいい。
勉強は 自分から 動くことがとても大切。
自分で考えることが 肝。
すずのきの中高生は 開始時間よりとても早く集まる。
だから 多めに勉強できる。
9:30ちょうどに来て 筆箱を出し
終わる時間きっかりに 靴を履くような人は この教室には いない。
なんでかっていうと
勉強ができるようになるっていうのは
9時半に筆箱を取り出して時間きっかりに帰るようなことじゃないからだ。
問題演習だけしてれば 伸びるようなもんでもない。ましてや ノルマ制のなにかでもない。
本人の勉強に関わる意識を伸ばして
成長を促していくことが大切。とてもとても大切。
ぼくは絶対に ごほうび制にはしないし
「勉強やっちゃいなさい」
みたいな声もかけない。
それじゃ勉強が苦役って ぼくが認めてるようなものになっちゃう。
勉強は スタイルでするもの。
勉強をすることは かっこいいことで
自分と向き合う力 や 試行錯誤する力 やりきる力は一生の財産になる。
すずのきは そう信じてるし
ぼくはそうやって育ててる。
ぜいたく品だとはおもうよ。勉強は。
やらなくても生きている人はたくさんいるし
でも やってもやらなくてもどちらでもいいなんてふうには絶対に接しない。
子どもが自分で勉強を選び続けることは 皆無なことをよく知ってる。
ネットフリックスをみて
一生を満足しながらすごせていけるなら それでいいけど
なにか見つかるまでって 生温かく ぬるっと大きくなると
そこからは ちょっと かっこよくはならないんじゃないかな という仮説をもってる。
うだうだ言いながらAmazonプライムをながめてる人の分まで 社会を支えないといけないんだから
すずのきの子たちには たくさんがんばって活躍してもらいたい。
今日も勉強をとおして
たくさん 成功体験をつんでもらおうとおもう。
行動あるのみ だ。