もし あなたが 10代なら
映像を検索してみてほしい。
ぼくは あの日
東京から歩いた。
信じられないくらい揺れて、
まちがとまったように感じた。
冬も終わり、少し暖かくなってきたから
ぼくは コートを着ていなかった。
20km 歩いた。
23時ころ、家について テレビをつけると
まちがもえていた。
2~3ヶ月後、母が助っ人として
宮城県の学校に赴任した。
引っ越しを手伝って、南三陸によった。
まちがきえてしまっていた。
まちが揺れたときも、燃えていたときも、無くなっているところをみたときも
感じたことは いまはまだ薄れてない。
でも なんでか 書けない。
10代の人
映像をたくさん 検索して
たくさん 見といたらいいとおもう。
たった10年前に 近くで起きた現実。
南三陸に立ったとき
『自分は たまたま助かったんだ』
ぼくはそう感じた。