と
ふと 思って
そこにいる中3たちの机をのぞきにいった。
やっぱり いろんなものが出てた。
科目のミックスが難しいんだけど
今日みたいに 時間のとれるときは
複数科目やってみる人が多いんだろうね。
それぞれの科目 1冊を何周もするときもあるし
かいつまんで 使うこともある。
『資料問題を強化したいとき』
『英作文の鍛錬をさせたいとき』みたいに。
テキストは ほぼぼくが選んでる。
その人の性格と学力と目標にするだろうところを考えてわたしてる。
ぎりぎり頭を使えば 読める っていうものを選んで、勉強させることは
すずのきのキモ。
簡単なものを選んでもいけないし
背伸びしても読めないものをわたしてもいけない。
特に解説にクセがあるので
マッチしそうなものを選んでる。
2冊か3冊を持ってって、「どれにする?」みたいに話すことも多い。
本人の自己決定を大切にしたいときは 推進力を出すために そうする。
それもたいてい どっちやっても遠回りにならないものか
かならず こちらを選ぶ みたいな勝算があるときに そうする。
復習も 予習も大切だから
学年に縛られることも無いし
大手ではないので
自由に塾用教材を選んで渡せる。
教える側は 種類をしぼった方が圧倒的に楽なんだけど
『学力を伸ばす』
っていうことを
最優先にしたので
いまは みんなてんでバラバラに テキストを運用してる。
その都度 ぼくがベスト とおもうものを選んでる。
受験学年になると
たまに 保護者の方が 他のものを買い与えてくれることがあるんだけど
それは 本人に迷いをうませるから
ほんと おすすめしない。
本人が「わからない」っていうから 買い与えてくれるんだとおもうんだけど
わかるように 算段をつけてるし
余計な時間がかかると
たどり着けるものもたどりつけなくなる。
勉強時間を奪わないでほしい
って ぼくはそのたびにおもったりするし
ほんと いい結果にはならないから やめたほうがいい。
やりきる可能性が低くて、時間だけとけていく。
プロがこだわって渡したものを 乗り越えさせてほしい。
手順が大切なんだ。
ぼくは 子どもたちに勉強を自分事にさせるために
自由に勉強させてるふう を装ってるけど
まだ本人が意識していない着地をイメージしながら 逆算してる。
もちろん ひとりひとり違うから 計算通りにいくはずもないんだけど
それでも
きっと ここを目指すようになるだろうな- というところに向かってテキストを組んでる。
ただ それは未来予想なので 本人にもご家庭にも話すことはない。
余計な手数 は 目標を遠ざける。
みんなが一緒のテキストを使うことは すずのきではあり得ないし
それが たとえ偏差値帯が同じ人同士でも
性格と学力で 使うものは 違ってくる。
ぼくは 受験生の親にはなってみたことがないし
愛情表現だから 仕方ないかもな
って 思うんだけど
何年かに1回 あることだから書いておこう。
中高生のテキストは その人が学力を上げられる最適なものをぼくが選んでる。
それを
勉強させないと 遠回りになる。
で
間にあうものも間にあわなくなる。
すずのきでわたした教材を鍛えた方が 最短だとぼくはおもうよ。
その人が頭が良くなる手順を考えてるから。
それで東大まで進んだわけだしね。