賛否両論あるだろう
いや
むしろ
否
が多いはずだ。
高校数学の前に
高校受験問題で
じっくり滋養するみちの方が安全だ。
こないだ小学校をでたての人に
高校数学を自分で学ばせるなんて……
ほとんどの高校生がくるしむ高校数学を 計算メインでチョロつくんじゃなく、がちがち大学受験に向けて１２歳に学ばせるなんて
大失敗して
せっかくの進度ですすんでる子の未来を奪いかねない。
でも
これこそが
誰も通らない道で
ほとんどの人が 通させない道。
塾は各カテゴリーの受験がゴールだし、基本受験が終わった瞬間に いっぱい頑張ったんだからたっぷり気分転換しな とか本末転倒なことをいってしまったりする。
ここにこそ
大学受験のおおきなおおきなチャンスがある。
というより
数学をつよくする という観点では
中学受験は とおまわり。
10代半ばに
高校数学を修めて 大学数学や大学の物理に踏み込める子は 本来たっくさんいるはずなんだ。
まして
すずのきに多い 高校受験組が
大学数学で活躍するのは さらに大変だ。
まず
大学受験への備え方が 圧倒的に一貫校の上澄みとは違う。
高校数学は 高校３年間で 部活をしつつ
他の科目を修めつつ身につけるのは かなり厄介だ。
特に 難関大学受験のレベルにまで持っていくには
高３でならう理科を 高２時点で身につけにいかないといけないし
頭が良い上に処理能力もないと 中々むずかしい。
中学で高校数学
たぶん
高校受験組が 高い確率で勝つには
特に
普通の子が
中高一貫校の上澄み
エリートと競うには
中学で高校数学
これが大切に おもう。
ということで むすめはそれに向けて着々と歩を進めてきてて
来年 小５の段階で
そこに踏み込んでいく。
小２
小３で中受の算数で文章題と図形を磨き
小４で中学数学
というプラン。
特に問題なく進んでる。このプランの一番のネックは高校受験の存在と 何より反抗期という自我の芽生えがある。
高校生以外が
高校数学をテキストで自分で進めていくのは
あまり聞かないチャレンジだし
ぼくとしても 懐疑的なチャレンジだから
ここは 開発部長のむすめに華々しく成功してもらおうとおもい ここまで知見をためてきた。
ちらっと 踏み込むんじゃ意味がない。中学時に１年半は取り組まないとムダ。あと 網羅系のテキストを使わないと結局 本質がつかめないなー とか。
すずのきでも今年昨年と 理系だと日本最難関
東大にも東工大にも現役で運動部をがちがちしながら進んでいった。
ふたりとも 自分の勉強に再現性はない って言ってたけど……
すずのきの大学受験生は 今まで9割くらい理系。理系の受験で経験をためてきた。
と
むすめの成長を待っていたら
年明けには 中１の数学予習をしていた小6が
そこに すっ飛んできた。
あっという間に 中２数学を修め
中学入学を迎え
今日 中３数学も何周かの後
「終わりました」
と
そう言ってきた。
異常な進度だとおもう。
でも おそらく定着してる。
もちろん 他の4科目も勉強しながら……
それが ほんとうに怖い。
天才ではないから このプログラムの目的に適った人だとおもうんだけど
正直 ここまで数百人 中学生をみてきて
圧倒的な進め方をしてる。
この人なら もしかしたら成功するかも…
そう思わせる何かを発してる。
本人には 高校のテキストを渡して
「実験台第一号だから 絶対に成功しなければならないからな」
と話した。
むすめのほかに こんな圧倒的な子がすずのきで育ってることが 心底うれしい。
常識をつくれるといい。
