先週、高校3年生が卒業した。
彼女は 中3からすずのきに通い始め
ぼくに わーわーわーわー言われながら
たまにスター講師陣に理系科目の質問をしながら
4年間をすごした。
高校では 学年1桁。
6位とか 2位とか。
先週 本人に話したんだけど
その歩みは そうだねー なんというか
〇〇〇そのもの。
ほかに 何とも言葉には置き換えづらい。
器用ではないし
速くもない
ひたすらに 彼女らしい努力
いってみれば小さな毎日をすごしてきた。
彼女の学年は 中学校のときに学年1桁の子がいたり
小学校から通ってくれてる子も何人かいた。
でも
結局 高3の秋冬まで 完走したのは
小さな毎日をおくっていた彼女ひとりだった。
ぼくは高校生に厳しいし、普通の高校生には超厳しい。
千葉県の高校生はだいたい勘違いしてるけど、東京の大学には全国から人が来る。全国の優秀層と中高一貫校の上澄みと競うのは普通の千葉県高校生には荷が重い。一般受験を経験した大学生や中学受験を経験した人なら、『普通の人には荷が重い』っていう感覚、わかってくれるかもしれない。
彼女の小さな毎日が
大きなチャレンジの連続だったのは
追いつめていた張本人のぼくが よくわかってる。
すずのきは 女子高生にすら挨拶のやりなおしをさせる風変りな塾なんだけど
大きな声の出ない彼女に 挨拶について問い詰めたのは 1度や2度ではない。
苦痛だったに決まってる。
勉強だってそう。
理系に進んでいく学年TOPではあるけれど
彼女は 別に 数学が得意ではない とおもう。
見違えたように成長した部分もあるけれど
それよりも何よりも
小さな毎日を続けることができた 大きな大きな意志の力
そして
大きな大きな行動する力
そういう目に見えづらいものを 育んだ4年間だったんだろうな と今おもう。
進学に関する 定期考査が終わったのは 8か月前
そこから 大学が決まってからも 淡々と勉強し続けた。
2月も20日以上はすずのきにいたとおもう。
小さな毎日を続けてきた彼女は
間違いなく 心に虎を飼っている。
彼女こそが すずのきそのもの。
すずのきを代表する 卒業生のひとり。
進学塾すずのき らしさといえば
大学2年の 元生徒会長だし
大学1年の スター講師だし
そして
高校3年生の彼女
不器用なことこの上ない
ぼくはそれでいいとおもってる。
器用である必要はない
自分の道を進んで 価値を出していけば それでいい。
偉大な彼女に
そして
彼女のお母さんに
何か まともなことを書きたくて 何日か書けなかったから
合格発表のどさくさに紛れて 書いた。
通ってくれて
すごい道をみせてくれて
ねばり強さって何なのか
自分で道をつくっていくって どういうことなのか
教えてくれて
本当にありがとう。
そのまま 〇〇〇らしさが何なのか 試行錯誤していってくれるとすごくうれしいです。
いつかまた コーヒーをおごってください。