歩いていて 棒切れにあたったことはあるだろうか
ぼくはない。
生活していて 知らない人に罵倒されたことはあるだろうか
ぼくはある。
18のとき イギリスのどっかの田舎で
足元に コインがとんできたことがあった。
ひろってまわりをみると
通りの向こうで小学校低学年くらいの子たちが 何やらこちらをみて騒いでた。
38のとき 松戸のちょっと斜めった道にある教室で
雨だなー と外を眺めていると
見覚えのある中学校のジャージを着た見覚えのない人たちが通り過ぎた。
通り過ぎて数秒後に誰かが こちらにむかって何やら言っていた。
世の中には いろんな人がいる。
どういう人になるのかは
たくさんの選択の積み重ねなんだろうとおもう。
ぼくみたいな人もいれば ぼくとは正反対の人もいる。
どうしても 通り過ぎるときの何かに感情移入できなくて
自分の想像力の弱さにとまどってる。
遊んでいる彼らにとって それは ゆがみ ではなくて
まっすぐ進んできた道 なんだろうとおもうと
世界どころか 松戸でわかりあうことすら
とてもとても難しいことなんだとヘナヘナとなりそうになる。
彼らは駅の方から来たけど
ゲーセン帰りなのかね...ヨーカドーで鬼ごっこでもしてきた帰りなんだろうか...
やっぱり18時半頃に帰るってことは
家に入る時には 「ただいま-」っていう可愛い子たちなんだろうか...
学校帰りで 即勉強に来るすずのきの子たちばかり見てるから
想像ができない。
(すずのきに入ってきたらいいのに)
(椅子の座り方 から教えてあげるのにね)
(背中のゆがみ なおしてあげるのにね ´_ゝ`)
(2日ともたないだろうね)
同じ中学生っていっても いろいろなんだよね
社会人っていっても いろいろなんだからね
先細りの日本だからさ
机に向かわせたらいいのに