凄腕がならぶ進学塾すずのきの奥の方

 

 

 

世界中にムリムリ 叫んだあとで何なんだけど

 

 

ぼくは全然 むりではない。

 

 

 

  

 

というか 心がムリと叫んでも

 

3秒後に  猛ダッシュを繰り返す世界にもどってくる。

 

 

 

 

 

  

 

すずのき 大教室

 

 

 

 

わりと奥の方には

 

 

高校生が座ることが多い。

 

 

 

座りきれないので そこかしこに点在して座っているんだけど

 

 

 

 

 

 

 

 

かれらは

 

 

1年前も 2年前も

 

 

受験の日も  発表の日も

 

 

来る日も来る日も 勉強してきた 凄腕たちだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当然 かれらも 顔に    

 

むーーーりいいーーーー

 

 

って貼り付けてる日もあった。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

それでも  

 

 

  

 

は? なに そんなザコぃ( ̄д ̄)顔してんの?

 

ふざけんなよ  声出して 入り直してこい!

 

 

 

 

  

とか言われながら すごしてきた面々だ。

 

 

 

 

 

 

 

万一 来てるはずの日に来てないと 電話をかけて

 

 

 

 

YoYo Doしたー

 

ごきげんナナメかぃ?   んん-ーーー???

 

 

 

とっとと来いよ

 

秒で来い

 

 

 

  

  

 

とか

 

追い詰めてきた人たちだ。

 

 

 

 

 

  

 

  

 

 

 

 

すべての高校生に同じ対応をしてるわけではないけど

 

 

 

言ってて 心臓がいたくなる。

 

 

 

どの子にも

 

かなり無茶させてる。

 

 

自覚はある。

 

 

たっぷりある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

あの凄腕たちが 教室に座っている限り

 

 

ぼくはキョンシーのように起き上がり

 

グレムリンのようにがなり立て

 

ランボーのように走り回れる。

 

 

 

 

 

 

 

どんなにムリになっても I’ll be back なんだ

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

せいぜい 脳みその血管を切り過ぎないよう お水を飲みながらにしようとおもう。

 

 

 

 

 

全力もほどほどにだよ まったく