mecha uma choko

kinou

 

高3がやってきてくれた。

 

 

この2月と3月で 簿記と英検をがっちり取得したらしいよ。

 

 

 

 

 

ぼくと横内先生で

 

「ご卒業おめでとうございます」

 

なんて言ったりして。

 

 

 

 

 

もしかしたら 自分のバイト代なんじゃないかな

 

 

「ほわいとでーじゃないですか」 なんて言って

 

チョコをくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

いま 中高生が勉強してるのをながめながら

 

そのチョコをたべてる。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  

 

それが

膝がくずれそうになるほど おいしい。

 

 

 

 

  

 

  

 

昨日 話してておもったんだけど

 

 

あれだね

 

 

 

  

 

  

もう 高3 大学生にもなると

 

ぼくが伝えられることなんて これっぽっちもなくて

 

ただただ 彼らの冒険を聴いてワクワクする のみだね。

 

 

 

 

 

刺激をもらうばかりで 何か刺激をわたせる気がしなかったよ。

 

 

 

 

  

  

 

 

別にさびしくも 残念な気持ちもなかったんだけど

 

自分の空っぽさを 感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らが すずのきを見たときに

 

 

 

おっ

 

 

イトウチャン まだぎらついてんねー

 

 

 

と 思ってもらえるように

 

 

目の前の生徒たちに どこまでも集中していこうとおもう。

 

 

 

  

 

 

  

 

 

 

 

新たなスキルをみがきながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

チョコ うまし だな

 

 

 

 

  

 

  

  

 

ぼくも 彼女のような立派な人間になろう。