ぼくは人生で50回くらい読書感想文を書いてきた。
この仕事をはじめてから
ちゃちゃっと添削をいれたり
ちゃちゃっと仕上げたり
どうかすると 一生懸命に哲学者の一生を読んで書く手伝いをしたりもした。
自由に書きなさい
そう言われてこまる気持ちはよくわかる。
求められてるのは何だろう??と読書感想文というものについて考えはじめると なかなか難しくて
書き出すことがためらわれてしまう気持ちもよくわかる。
こないだ 詩人のワークショップに参加させてもらったときにこう↓聞いてみた。
「作文を書くときによく途中から書くんですが、詩を書くときにははじめから書くことが多いんですか?」
どっちとおもう?
詩集やエッセイを何冊も出されてる方の答え。
答えは NO だった。
リードになる はじめの部分は
興味をひきつけるように 読みたくなるように
たくさん考えるところ
とおっしゃっていた。
標題の 読書感想文の書き方。
文の要素となるブロックをいくつかつくってしまえば簡単になる。
印象にのこったセリフ ふたつ
自分だったらが書きやすい場面 ひとつ
続きを書くとしたらが書けたら それも
印象に残ったキーワードにからめて そのキーワードへの読む前の印象と読んだ後の印象
こんなところを機械的にブロックにして書いてると
そのうちまとめがみえてくる。
まとめがみえてきたら その瞬間にまとめを書いちゃって
他のブロックをまとめにあわせて寄せてって
あとは つなぎを考えておしまい。
冒頭は
何か思いついたら 書けばいいし
ありきたりなこの本を選んだ理由を書いてもいいし
↑で選んだ セリフかキーワードをいきなり持ってくるんでもいいとおもう。
賞をねらうなら 自分の体験ありきで構成しないといけないけど
体験ありきで書いてく文章なんて、書いててわくわくしないから ぼくはあまりおすすめしない。
というより 人の体験はわからないから、あまり文中に落とし込めない。
チャットGPTで いくつかのパターンを書いてもらって参考にするのも、新しい文作成能力を育てるという意味では面白いかもしれない。
読書感想文の趣旨からははずれてるだろうけどね。
ちょうど ふたつ取り掛かりはじめたから
ご参考まで💁♂️
ちなみに ぼくは読書はしたけど読書感想文は嫌いだった。
延々とあらすじを書いていたようにおもう。
夏の終わりに 1日 消耗しながら書いていたんじゃないかな。
2時間〜4時間でブロックを書いていって
あとは 保護者がくっつけてあげてもいいんじゃないかな。
こんなふうに くっつけられるんだー とみせてあげたらいい。
あと 読書感想文がくるしい子には、薄めの本がおすすめだよ。何回もひらくことになるからね。