現実世界で生きているぼくと ファンタジーの世界で生きているつま

 

 

 

「やりたいことをなにか見つけて勉強してくれたらね‐」 と

 

 

午前中 新宿あたりまで むすことむすめを送ってった帰りに運転中のつまが言った。

 

 

 

 

 

ぼくらは 毎日23時間くらい 同じ場所にいる。

 

 

 

 

たくさんの時間話すことは すずのきのこととむすめとむすこのこと。

 

 

 

  

 

 

 

 

あまりテレビは見ないし、ぼくは勉強に関係したことをしていることが多いから

 

特にほかの会話をすることは あまりない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1日 何時間話してるかわからないけど

 

大半は勉強のことだったりする。

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも

 

 

つまは ファンタジーの世界にいるんだなぁ と

 

ぼくは朝 むすめとむすこをキャンプに送ってから感じたんだよね。性格がまるでちがう我々は

こういうとき やりたいだけ雪合戦をする。

 

 

「それは マンガの世界だよ  大学のときそんなふうに勉強した?」と意見表明しておいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中高生は 人が言っても 勉強はしないよ

 

 

 

 

どんなに言ってもね。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

でも

 

 

自分できめさせる

とか

その気になったら

とか

 

 

そういうことで勉強するようになるほど、不確かな仕事は ぼくはしていないつもり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強っていうのはさ

 

勉強させないと 勉強できるようにはならないんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

それが中学生

 

まして高校生なら

 

 

 

  

ものすごくものすごく難しい。

 

 

 

   

 

 

  

 

よく塾のベテランの先生や

教育関連の人のお話に

 

 

「結局、われわれは見守ることしかできませんから」

 

 

 

 

みたいな話がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

  

ちょっと どうかな

 

 

 

これは ストレートにすぎるとおもうんだけど 言っておく。

 

 

 

  

 

 

 

  

 

 

  

 

 

 

勉強は大切

 

 

育っていなく

且つ 自分をコントロールすることも育っていない人は

 

 

甘く育てられてるから勉強は超苦労するとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

  

ぼくだって 親として

 

勉強を気にしなくていい むすめとむすこがいない数日間は 超楽。

 

 

 

 

気にかけて 日々の勉強を進ませるのと

 

気にかけないのとでは

 

 

ぼく的には

朝夜 料理をつくるのと つくらないのくらい面倒さが違う。

 

 

 

 

勉強より大切なことがあるぞ  いまはたくさん好きなことをして遊びなさい

 

 

とか

後先なんも考えないお気楽発言をしてみたい。

 

 

 

ブーメランとして あとで その気楽さに首をはねられたくないから ぼくはしないけどね。絶対。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

12月26日 14時

  

 

ぼくは 子育てよりも 仕事のほうが 優先だから 

なるべく長い期間のキャンプに子どもたちを送り込んで いま仕事に集中してるところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  

   

やりたいことをなにか見つけて勉強してくれたら

 

とか

 

 

 

自分で前に進む気にならないと勉強なんて意味がない

 

とか

 

 

 

 

そういうのは 中高生に勉強させるっていうことがどういうことか

体感として まったくわかっていないから出てくる発言だとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

  

言うことを聞かない人に 何かさせる

 

 

それを他人事にしてるとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何が言いたいかって。

 

 

 

  

 

  

 

  

中高生になる前に  たくさんたくさん

勉強っていうのは大切なんだよ

 

と 伝えておくのが 一番大切なんだよ。

 

 

 

 

 

 

なんでしなきゃいけないの?っていいだす前に

 

毎日 できることを増やしてあげて、そこを発見してあげるの。

 

 

 

 

 

 

いずれ 言うことを聞かなくなる前に

 

 

 

 

 

勉強をするのを当たり前にしといてあげるの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強に関して 本人が自己主張しようとしたときに

 

それは譲れないな と親自身が思ったら、

髪振り乱して 全身全霊で自分の考えをたたきつけるの。

 

 

  

 

 

 

  

 

  

 

  

 

 

 

 

 

都合のいいときだけ

都合のいい顔したって

 

 

中高生 だれも勉強してくれやしないよ。

 

 

 

 

 

そりゃ 一瞬ならいざしらず

 

 

何日も何日も 継続的にがんばるなんて

 

 

そう育てなきゃ 絶対にむりだとおもうよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんと

 

 

 

ご機嫌伺いなんてしたって ダメなんだって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが 一番 言うことを聞かなくなる原因だからね。

 

 

 

 

  

 

  

 

 

 

うなずいてるだけで勉強するならさ

 

 

世の中の高校生 みんな もっと勉強してるよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しんどいんだよ 高校生を勉強させるのって。

ファンタジーの世界にいちゃ 運頼みになっちゃうからね。

 

 

 

超高確率で 落選するとおもうよ。

 

  

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

だれが 主体性をもたないといけないのかって

 

 

 

決して本人だけではないんだと ぼくはおもってるよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

子育て って たのしいからさ

 

 

フワフワ 本人任せにして あとで泥縄を編んだり

ご機嫌とりに徹したり しないように

 

 

 

 

 

 

たまにキャンプに行かせつつ

 

 

でも

 

全力投球したいもんだよね!

 

 

 

 

  

 

  

 

  

 

 

  

 

  

いい

 

 

 

  

勉強はさせるものだからね

 

 

 

 

 

本人が選ぶもの ではないからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試されてるのは 胆力だからね。

 

 

 

 

 

 

 

ノー ファンタジー でいきましょう

ね!