本気の先にある本気

 

 

 

ぼくは新卒で かなり働く会社に入った。

 

 

一足飛びの成長を求めて 裁量労働制の会社を選んだんだけれど

 

 

その中でも とびきり ひとりあたりの利益が大きかった

製薬メーカー相手のリサーチ部門に配属をいただいた。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

結果的には

ロケットの外側にくくりつけられたみたいなもんだった。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

ぼくは本気をだした。

 

 

 

 

当然のように毎晩 日付が越えても

 

資料をつくり

 

意味不明の資料の意味を調べ、考え

 

2時とか3時とかにタクシーにのって 朝8時にデスクに座ってた。

 

その部署の皆さんと一緒に 土曜も日曜も普通に出社した。

 

もちろん顧客先にも打合せや営業でまわってたんだけど、月400時間は会社にいた。退職するまで毎月ね。

 

 

 

 

 

 

日曜日だけ 半休だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのとき ぼくは 本気だった。

 

 

 

 

 

  

 

 

  

 

 

 

  

 

ぼくは  長いこと 宇宙で適応できなかった。 

 

今なら 呼吸の仕方もわかるのかもしれないけど

 

当時のぼくにはむずかしかった。

 

ビジネスの全容を理解する力も無く、きつかった。

 

 

 

 

流れにのろうと たくさん働いて 

会社の仕組みを使って たくさん利益を出したとはおもう。

  

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

転じ転じて

 

いまはというと

 

ネクタイを締めるのも気分次第に自由に仕事をしてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな今のぼくではあるんだけど

 

 

 

 

 

 

 

すずのきをひらいて 感じたのは

 

 

本気の先に まだ本気があったってこと。

 

 

 

  

  

 

 

 

すずのきをひらいてからの ぼくは

 

 

 

新卒の頃よりも

 

はたらいてるとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝る時間は 今の方がたっぷりあるけど

 

本気度でいったら今だし

 

仕事量でいっても今だとおもう。

 

 

 

 

 

  

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

充実度が いま 。

 

 

だから 本気の先の本気が見れてるんだとはおもう。

 

 

 

 

 

その

前提としてね

 

 

 

 

1社目だけでなく

 

その場その場 本気で取り組んできたからこそ

 

 

本気の先の本気を見つけられたんだとおもう。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いま 

『定期テストで失敗した』 

 

そう思ってるだろう人が教室にいる。

 

 

 

 

 

本気の本気を出し尽くしたのに

 

『負けた...』 

って思ってるだろう人がいる。

 

 

 

  

 

 

 

 

かける言葉は みあたらない。

 

 

 

 

どこを探しても みあたらない。

 

 

 

 

全力なのは知ってるし

何なら そうなるよう仕向けてきた

 

 

 

 

 

かけられる罵詈雑言はあっても

かける言葉はみつからない。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

ただ 

 

ぼくは自分の経験と

 

そこかしこに座ってる高校生たちの履歴をみてきてるから知ってることがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本気の先の本気がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当たり前の基準を更新し続ける。

 

 

 

びっくりするほどの活動量と 言語化能力 優先順位を付ける力

 

そして やりきる力。

 

 

 

子どもたちは

 

 

社会にでたときに 

 

宇宙空間に飛び出た時に使える

 

そういったボンベ的なものを いま備えてるんだとおもう。

 

 

すずのきのメインコンセプトっていったらいいかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

ぼくも 高校生たちも知ってる

 

 

 

  

  

 

  

  

  

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分は まだまだ 変わり続ける