脳の血管を何本か ちぎりながら

 

 

今日にたどり着いた生徒が2人いる。

 

 

 

 

どちらも小学生のときから応援してる。

 

 

 

一方は 途中 駅前でかくれんぼしてた。

 

 

 

 

 

 

 

2人とも ずっと右肩上がりだったってわけじゃなくて

 

 

 

お母さんやお父さんから受け継いだバトンを

 

どこか遠くに投げ飛ばしたくなる日もあった気もしないでもない。

 

 

 

それぞれ たぶん たくさん泣きながら 

 

一歩づつ一歩づつ 自分たちを変えながら成長を続けてきての今日だ。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはり すずのきの生徒たちは 決めるところを決めてくる。

 

期末テストは過去最高の出来で仕上げてきた。

 

 

 

 

ぼくらの脳みその血管には 限りがあるのだけど

 

そんなことはお構いなし。

 

 

 

 

 

 

我が道を 進んでいく。独創的なラインをえがきながら独走していく。

 

 

 

 

 

 

 

ふたりの泣きそうな顔や青ざめた顔は 何度もみてきたけど

 

 

 

ぼくらの力の限りの応援は 

 

届いてたとして たぶん ほんの少しの環境音くらいで

 

 

 

 

 

すべては彼らが

 

自分で決め 自分で考え 自分で成長させ続けて 自分で成し遂げてきた。

 

 

 

 

 

今日受け取って来た成績もそう。

 

 

自分の力で いただいてきた成績。

 

 

 

 

これまでの積み重ね以外の何物でもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでいいし

 

それがいい

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

そうして本人たちに任せていると

 

 

 

 

たまに少しだけ寂しくなるのだけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日

 

 

 

 

 

ふたりは 

 

とても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや

 

 

 

 

これは言葉にしたらもったいない。

 

 

 

 

 

 

  

 

ぼくのご褒美にしよう

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よくやった