3月に中3が勉強する理由は
4月と5月の先取り
では決してない。
そんなものにたいした価値はない。
いや 価値はあるんだけど💦
そんなことよりも3月に勉強する意義はもっと別のとこにある。
マラソンなら
0歳でことばを聴き始めるのがスタートラインだとして
何歳かでえんぴつをにぎって
で15才の3月。
大学受験を 仮のゴールとしたら
いまの感覚はどこだろうかね。
どこかはわからないけど
中3の3月に勉強を弱々しくするということは
マラソンの途中 一度 完全に脚を停めるのと同じ。
二度とその脚で走ることはできない。
ペースを上げる前にとまってるんじゃなくて
完全にベストのペースを更新し続けてきたところで停まるんだ。
そりゃ止まる。
完走はしても レースとしては終わってる。
目指す先はそれぞれだから
別にいいんだけど
高2とかで 「はじめから勉強しておけばよかった」とか言ってる高校生の話を前職でこれでもかってくらい聞いてたから。
そのときの若ものたちの顔は 赤提灯でおじさんたちが古い話をするときの顔に似てるんだよ。
「もっとやっておけばよかった」は口だけなの。
勝負から降りちゃってるの。
そういう子たちも どうにか進学先に向かっていくんだけどさ。『思うようにがんばれない』っていうダサさだけは どうにもできなかったんだよね。
がんばれなくなっちゃったら、がんばれないんだな- と思うにいたってる。
中3の3月に勉強する意義は
ダサくならないため。
勉強する自分 がどうでもよくなったら、それはもう取り戻せないんだよ。
公立高校のまわりの生徒にあわせたら それはもう レースにはならない。
勉強にがんばりきれない自分に苦しむ高校生たちは 支えようがないんだ。
3月は絶対に勉強させるべきだよ。差をつくってあげやすいしね。
鬱屈した高校生活を避けるためにもね。