祭りのあと

 

 

 

のような教室。

 

いま21時5分   5人かな。

そのくらい。 

 

 

 

 

 

今日は なんせはやく一人になりたくて

 

 

 

生徒には ガシガシ帰ってもらってる。

 

 

 

  

20-30分前に来た 小6と高2もいるけど

 

 

 

  

 

14時に来た 1・2年生には

 

明るいうちに帰ってー  って言って。

 

 

 

 

9時に来た高校生たちには

 

20時に帰れー って言って。

(まだ2名 空気も顔色も読まない高1がいるけど)

 

 

 

 

受験が終わった中3には

 

19時頃に 帰れー って言った。

 

 

 

 

  

 

 

 

今日は はやく帰って 少し泣きたい気分。

 

 

 

 

  

 

 

入試の 理科

 

今日出題された

最後の大問 が 昨日プリントを準備した

 

ダニエル電池で

 

 

 

前日に新たな問題を解かせるなんて

 

パニックを誘発するし、直前の邪魔だから

 

正気の沙汰じゃないんだけど

 

 

 

 

もともと 正気じゃないぼくでも 

 

塾講師をしていてはじめての前日調整だったわけで

 

 

 

 

 

 

そこに勝って

 

 

 

たぶん 今日の試験開始直後

 

 

 

あの子たちが 問題全体を見渡したときに

 

ページの最後 15時間前に勉強した図が出てて

 

ほっとしただろうし 問題を読む時間も削れただろうし

 

『これまで積み重ねてきた自分で大丈夫』って 落ち着きをつくれたとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にギリギリ あの子たちを支えられたとおもう。

 

 

 

 

 

 

 

 

すばらしく駆けぬけられた。

 

 

 

 

  

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

教室では

 

 

 

ありがとう

 

 

 

 

と伝えておいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

ぼくのすずのきでの激走は 倒れるか パン屋をはじめるまでまだまだこの先も続くし

 

 

今日受験を終えた中3の中に 明日や来週も勉強し続ける人も 何人かいるんだろうけど

 

 

 

 

 

それでも

 

 

 

 

今夜くらいは あの子たちの今日までの頑張りに ただ感謝しながら感動したい。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

現在進行形で 駆け抜けてる たくさんの小中高校生たちと

 

 

明日も また 一緒に走るんだけど

 

 

 

 

 

 

走り続けることこそが大切なんだけど

 

 

 

 

  

 

  

 

 

息を抜いたら勉強なんておしまいなんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも ぼくは今日 少しだけ泣く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの子たちは 今日まで すごくすごくすごくすごくすごくすごく がんばった。

 

 

 

 

 

ぼくの人生で こんなにうれしいことはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっと

 

 

 

 

 

 

 

 

そのひとことが出てこないくらい がんばった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かっこよかったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう